2月 4, 2018/ お知らせ/

 家庭内事故による死亡者数が交通事故による死亡者数の2倍!ということをご存知ですか?

2010年の人口動態調査(厚労省)では、家庭内事故による死亡原因について詳細な報告がなされています。

それによると交通事故による死亡者数は7,222人であるのに対し、家庭内事故の死亡者数は、ナント!14,249人とのこと。内訳として、一番多いのは溺死で4,340人、次いで誤嚥などによる窒息死が4,140人、そして3番目に多いのが転倒による事故死で2,656人となっています。

家庭内事故死の8割以上が65歳以上の方で占められています。それと女性が男性の約2倍の比率で多いということも覚えておきたいことです。

今回は、意外と多い転倒事故に焦点を当てて、ご高齢の方の安全対策を考えてみたいと思います。

閉じこもり予防

廊下、階段の安全対策

先ずクイズです。

質問:転倒事故死の割合として多いのは次のどちらでしょう?

① 同一平面上での転倒

② 階段やステップからの転落、転倒

正解は①で、1,432人の方が、同一平面上でスリップしたり、よろめいたり、つまづいたりが原因で転倒事故死に至っています。ちなみに、②の場合は426人の方がお亡くなりになっています。(その他高い所に上っての転落やベランダなどからの転落などがあります)

 

家庭内での転倒事故の防止策として一番大切なことは、床につまづきの原因となる新聞紙や雑誌、電気のコードを置かないとか、床の水濡れはきちんと拭く、ご高齢の方はつまづきやすいのでスリッパをできるだけ履かないといった、生活習慣上の留意点に日頃から気を付けるということだと思います。

それと、筋力低下に加えて、注意力や反射神経の衰えからバランスを失って大事故に至るケースが圧倒的ですので、適切な手すりの設置や段差の解消、滑りづらい床材への変更、採光と照明の工夫、階段事故防止としての滑り止めの設置など比較的安価に対応できる住宅改修等の検討も大事なことです。とくにこれらの大半は介護保険による住宅改修の対象となっていますので、在宅生活の安全確保の観点からもご一緒に考えていきたい事項であると思います。

(次回は転倒、転落防止のための住宅改修アレコレについてみていきたいと思います)