会長からのラブレター


H31年春号 No.38

10月から消費税が10%になる。
5年前、5%から8%に上った時を思い出すと楽観主義者のわたしでも暗い気持ちにさせられる。
かけ込みの注文増で大忙しの前年と誰に聞いてもヒマな1年。

たまに書く見積書の消費税が3%上がる、その大きな額に自分でも驚いたものだ。
今度は景気悪化にならぬようにと軽減税率の導入、プレミアム商品券の発売、キャッシュレス決済等上がる額とほぼ同額の良くわからない施策が考えられているようだが、そんなことなら上げずに今のままで良いと思うのだがどうだろう。

そもそも消費税は財政の健全化、赤字国債を減らすためのものだったはずが、残高は減るどころか毎年増え続けている。

高齢化による医療費の増大が原因と云われるが私には選挙目当てのバラマキ施策のためと思われる。
よしんばそうだとしても病の主因は不安感やストレスである。

年金が危ない、病院内の自己負担は増える等という様々な将来不安を一掃して元気な年寄りが「世のため、人のため」にイキイキと活躍する社会を目指すべきだと思うのだが、どうだろう。

消費税が導入されて以来、法人税と所得税は安くなった。
それで大企業の内部留保は使い切れない程大きくなり、お金持ちが益々豊かになって格差社会、富の不均衡が現われている。

この矛盾を安部さんはどう説明してくれるのだろう。

 

H30年師走号 No.37

テレビに放映された事で私達がいつも中村天風先生の「力の誦句」を唱和しているのが天風会の仲間達や友人達にも知られた。
天風先生の勉強を始めて20年近くになるだろうか?
悩む事が多かった日々に天風先生の本を読んで「これだ!」と思ったのが始めである。

先生の誦句は数多くあり仲間達も各々自分の好きな物があるようだが、私は「力の誦句」と「勇気の誦句」が好きで我が社で唱和している。

中村天風先生の「力の誦句」

 

天風会の勉強会で心で思う事が体に反映され実感できる実験として「折れない腕」というのを研修会で行う事がある。

折れない腕

 

最近はプラス思考の大切さが良く言われるが、心の思い方、使い方が人生を決めるという事がようやく理解できるようになった。
とはいえ怠る事の多い私はまだまだである。

 

H30年盛夏号 No.36

偉そうな事を云って申し訳ありません。
現在の日本ほど「若さ」を宝もののように考えている国はないのではないかと思う。
老いる事は弱くなる事、老化とは人間の価値が低下する事と考えている人が多いのではないでしょうか。
70歳の人間は50歳の人間より劣る、と。
私はそうは思わない。
人間の持っている力の1つの体力は確かに落ちる。
しかし総体の力として胆力、能力、判断力、断行力は失敗を乗り越え、真剣に積極的に生きる事により成長し質的に高まっていると思うのだ。
昔「あいつはまだ若い」と言うのは褒め言葉ではなかった。
老齢となり、病に苦しむ人も多かろう。
昨日まで出来た動作が不自由になる事もある。
しかしその渦中、大きな気づきを得ているはずだ。
生かされている有難さと人生の意義について考えるようになる。
「貯えと年金で働かなくても食っていける」と趣味や道楽で日を過す人もいる。
冗談ではない、働くために食うのだ。
傍を楽にするための働きのエネルギーとして食事が必要なのだ。
40年も前「老後は趣味に生きたいという人がいるようだがそれは愚劣だ」
ロケット博士として有名な糸川秀夫さんの言葉に出会った。
「何故か!趣味というのはその人の人生の主要な目標のアクセサリーだ。
趣味に没頭し自分だけの人生に沈潜する生き方は創造的とはいえない。
世の中と関係を保ち自分のライフワークを貫くべきだ」
糸川博士自身、バレエも踊りチェロも楽しむ、マルチ人間と云われたが組織工学の大家として世を導いた。
創造的に生きるとは難しい事のようだが、私は単純に周りの人に喜ばれる働きを考え実行する事だと思う。
「頭を使えば使うほど良くなる」というのが常識となってきたが70代の5人に1人が認知症という。それもうなぎ上りだ。
暴論だと叱られそうだが気楽にノホホンと生きていては人間失格。危ういのだ。