リフォームにもサイクルはあります。
例えば塗装も10〜15年、ボイラーやウォッシュレットもやはり10〜15年、使用状況にもよりますが、食べ物の賞味期限と同じように改修の時期があるんですネ。

先月15年程前に大きなリフォームをさせていただいたお客様から電話を頂きました。それも4件。
〝長いお付き合い〟を心がけ通信や年賀状をかかさないおかげか、お会いするとまるで昨日会っていたような親しい雰囲気で話がすすみます。
和やかに今回のお仕事もまとまり「次は又15年後だネ」と笑い合う、ただ私はその頃は卒寿の90歳を超えている。生涯現役を唱える私もはて?と。

そんな時に致知11月号に東京新橋で靴を磨いて50余年で現在92歳の中村幸子さんを知らされた。
さすがにコメントが素晴らしい。

「仕事は大変だけど辛いとは思いません。どんな仕事でもさせてもらえるだけでありがたいと思わなきゃ。私はいまも土日以外はずっと働いているから長生きしてると思うんですよ。うちの母も百三歳まで働いていたけど、ホント、人間は働かなきゃダメ」

誠にその通り。嬉しくなります。加えてこんなユーモアもあります。

「どうして靴磨きをやろうと思われたのですか」の問いに

「器量がよければホステスにでもなったろうけど、私ってほら器量が悪いでしょ。団子っ鼻だし、骨太だし(笑)だから靴磨きに収まっちゃったの」

更にもう一人、土日も休まず現役の医者として活躍している帯津良一さん(87歳)。
ホリスティック医学(体・心・命を一体と捉えての医療)の第一人者。

「私は晩酌をやらない日がないくらい酒が生き甲斐なんですよ。晩酌をやる以上は働いたほうがおいしくいただけるわけだから、酒のためにも怠けずに仕事を求めて歩いているようなものです(笑)」


一生懸命働いて笑いを忘れずに、サァこれから15年もガンバルぞ!私は約束には固いんだから。