プーチンやネタニヤフを見ていると、人は悪魔になりえるのだと思う。
半面「なんて素敵な人だろう」と思わせる人を、致知10月号で知らされた。

「奈良レスパイトハウス」代表の清和清隆さん。

「レスパイト」とは「休息」という意味。
在宅医療を受けている子供と家族をいつもと違う時間を過ごすことで一緒に休息できる施設を運営している。
在宅医療というのは介護する人も介護される子も一瞬の余裕もないのが日常だ。それを1日でも2日でも忘れることができる。

いにしえの都「奈良」千5百年の歴史と大仏がおられる東大寺。
和みの空間・畳の居間・木の渡り廊下・見事な庭園・鹿と触れ合える心の落ち着ける場所で大勢の人たちが「介護する者」と「介護される者」という間柄を開放し、真実「この子の親で良かった」「この家の子で良かった」と心から思える時間を味わえるという。

元々お医者で若い日に、ほぼ百パーセント死に至る難病の子を、少しでも長く生かそうと死ぬことよりつらい処置を続けることに疑問を持ち「人はどれだけ長く生きたか」ではなく「どれだけ深く生きたか」が大事と気づき、こうした施設を十五年続けてきているとの事。

ネットで画像を見ると、寝たきりの子を何人もの人たちがサポートし大仏殿を拝観し、鹿に近づき親と子が笑顔でいるのが見られる。
医療スタッフの他は大勢のボランティアが支えている。
札幌にある「ふきのとう文庫」も善意のボランティアの人たちが支えている。

悪魔ではなくエンジェルの人たちが多いことは喜ばしい。
私もその一人でありたい。