野球好きの方なら解ってもらえるだろうか?
熱烈ではないが気になる選手、私には鵜久森淳志、10年間日ハムに在籍、2年前に戦力外通告を受けトライアウトでヤクルトスワローズへ。
私は彼の選抜でのホームランを見てこれはプロでもイケるかな!と思っていたらドラフトで日ハムへ入団。
1年遅れの陽は大活躍したが、彼はほとんど一軍でのプレーはなかった。
ただ一試合に2打席連続でホームランを打ち、次の日、その次の日の試合に使われなかったのを不満に思った事がある。
しかしその次の試合の第一打席でホームランだったから三打席連続という離れ業が彼の少ない輝きの一つである。
毎年春、スポツトを浴びて晴れやかな笑顔の入団発表がある。そして毎年秋、かってのスター選手が戦力外となり、野球をあきらめきれない者が入団テストを受けるドキュメントが放映されたりする。
野球バカでしかし普通人と比べたら高い棒給を得ていた男達がひたすら球団からのオファーを待つ姿は切なさを感じる。
彼は実感として〝拾ってもらった。今度こそ?と思ったに違いない。
今年開幕カードで劇的なサヨナラ満塁ホームランを放った。
誰もが一度は挫折し再度立ち上がる経験をするものだ。グラウンドで戦う男達に自分の姿を重ね合わせるのだろうか?
ヤクルトは投手から打者へ転向して活躍している雄平もいる、彼も気になる一人だ。
それにしても大谷君はいつ昨年のような快投と快音を発してくれるのだろうか?
おげんきですか通信 H29年春号 No.32より