子供の頃から剽軽だった私は三田という姓のためか学生時代のアダ名は「三太」。
70を過ぎた今でも昔の友と会うとそう呼ばれてお互い悪ガキだった時代に戻れる。
この2月在京の高校時代の友に連絡すると三人集まって宴を開いてくれた。
それも「花の銀座」で。
学生時代の思い出話に話が咲き近況を語り美味しく食べて笑いあって飲む。
生涯現役、生かされている間は働く。
傍を楽にするんだという私のホラ話をほほえみながら聞いてくれる。
仕上げはカラオケ、各々の個性に年輪を重ねた味のある歌が続く、終了。
後ろ髪を引かれる思いで再会を約して別れ、その時の写真を送ると御礼の電話とその日は体調がイマイチだった友から、「朋あり遠方より来る、亦楽しからずや」と始まる手紙が届いた。
「楽しく愉快な一夜だった。サンタの笑顔で元気になれた。」と書かれていて末尾に
「体に気をつけて元気にやってください。生きていればまた会えるからな。大雪にも気をつけて」
嬉しくて涙が出そうになった。