古い映画だが”ミクロの決死圏”というSF映画を覚えておられるだろうか?
お医者さんとその乗り物をうんと小さくして血管の中に送り込み幹部まで行って体の中から病気を治してしまう。こんな夢のような話が今、実現されようとしている。さすがにお医者さんは小さくできないが、血管から体の中の微小空間に自由に入り込んで病気を治したり診断できる極小のマシン。今まで大手術が必要だった病いを体の中から治せるのだから朗報だ。
東京大学教授の片岡一則さんが中心となって「ナノマシン」というがんに効果のある物を作り来年末の承認を目指しているという。そして次には脳腫瘍やパーキンソン病等にも挑戦すると。
正に長生きはするものだ。医療の未来に明るい物を感じる。実験結果をありのままに見る素直さ、絶対に成し遂げるという情熱、何度失敗してもめげない明るさ。この三つが成功する条件だ、と語っているが医療のみならず例えば車などの機械や科学等色々な分野で多くの人がより良い明日を目指して奮闘しているのだ。とはいえ、病気のほとんどは生活習慣の乱れからくる。
毎日ニコニコと明るく働き、ぐっすりと寝る。
自分の心と体を大切にと改めて思わされた。
おげんきですか通信 H28年早春号 No.27より